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当校の生徒の多様性(その2):英語に苦手意識はないけど得意科目ともいえない生徒の指導

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前回のブログでは、当校に通う様々な生徒のなかで、英語が苦手な生徒の指導法についてお伝えしました。

当校の生徒の多様性(その1)
https://learning-com.jp/blog/article.html?page=129


今回のブログでは、
「苦手とまではいわないものの、得意ともいえない、もっと英語力を向上させたいけどどうすれば良いのか分からない」
という中学・高校の生徒に対する指導法をご紹介します。


こういう生徒に共通する特徴として以下のようなことが挙げられます。

1.英語の学習時間が充分ではない(英文に接する量が少ない)
2.文法ができないから英文が読めないと思っている
3.だから細かい英文法の問題を時間をかけてやっている
4.その結果、英語を読む量が少なくなってしまっている


というループに陥っているように思われます。

英文法を軽視するつもりはありませんが、あまり細かい英文法を勉強したからといって英語が読めるようになるわけではありません。
逆に、文法的理解が多少足りなくとも、前後の文脈などでその英文の意味をある程度理解することは可能です。

その意味では、英文法の勉強はそこそこにして、もっとたくさんの英文を読む(あるいは聴く)ほうが英語力向上には有効です。


英文法の勉強は中学でしっかりやる、そして中学で学ぶよりも多少複雑な文法を高校1年で学習するので、ここまでは文法に比重を置いても良いかもしれません。

中学での学習も文法をやるにしても、多くの問題にあたることが重要です。つまり量をこなす必要があるということです。

そうして基礎的な文法の理解ができたら、あとはより多くの英語に触れることが最も大切なことだと思います。
その過程で意味が良く解らない英語に出会うでしょうから、その時には文法的な解説も必要でしょう。つまり読解問題を通じて文法を理解していくプロセスが効果的だと考えています。

ここで強調したいことは、英文法は基礎的な理解ができていれば充分であり、それ以上のあまりに細かい内容を学習する必要は、英語力向上には必ずしも必要ないこと、そのための時間を読むこと・聴くことに振り分けるべきだということです。


以上の理由から、始めにご紹介したタイプの生徒の指導は次のようになります。

中学生であれば多量の問題をやることになります。多少不明な箇所があっても構わないので、同じような問題を繰り返し解くことが重要です。

高校生であれば遅くとも高2になったら、文法学習は脇に置いて長文読解とリスニングの練習のみにシフトすることになります。
生徒によっては不安感もあるので、高1までは英文法に比重を置くこともあり得ます。

しかし、このリスニングと長文読解へのシフトを早く完了させた生徒は、その後の英語力が劇的に向上しています。



使う教材は何でも構いません。

どんな教材が良いのか考える時間があるなら、その時間を読解に使いましょう。

まずは手元にある教科書から始めるのが良いでしょう。
それだけだとつまんない、という生徒はその他の長文読解問題集をやっていきます。

300語以上の長文読解問題を1日1問こなす習慣をつけたいものです。

リスニングの練習は、取り組んでいる長文の教材を音読することが効果的です。
その中でOne Sentenceで良いので音読し、その直後に文を見ないで復唱してみましょう。まず間違いなくできません。
これをできるようになることがリスニング力を向上させます。

詳しいやり方をしりたい方は、是非お問合せください。


今回も長くなってしまいました。
次回のブログでは、かなり実力のある生徒のさらなる進歩のために何をするかについてご紹介したいと思います。

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