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論理的思考を身に付ける

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今日は論理的思考について雑感をお伝えします。


英語に限らず日本語であっても、文章を読む際に論理的思考が身についていることはとても重要です。


例えば次の2つの文章の意味は同じでしょうか?
言い方は違うけど、言ってることは同じでしょうか、それとも違うことを言ってるでしょうか?
少し考えてみてください。


1):誰もが誰かを妬んでいる

2):誰もが誰かに妬まれている




英語の読解的に考えると、1)の文章はいわゆる能動態の文章で、2)は受動態の文章です。

受動態を学ぶ際に、「能動態の目的語が主語になって受動態の文章ができて、その時内容に違いは無い」といった説明を受けます。

そこから考えると、上記の1)と2)は同じ意味だと考えられます。

では、それで正しいでしょうか?

答えは「否」です。


次のような状況を考えてみましょう。

世界にAさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人しか居ないとします。

そして、

AさんはBさんを妬んでいます。
BさんはDさんを妬んでいます。
CさんもDさんを妬んでいます。
DさんはCさんを妬んでいます。(CさんとDさんはお互いに妬みあってるんですね)
そして各人は他の人を妬んではいません。

この状況では4名は誰もが誰かを妬んでいます。
つまり文章1)の状況あるということです。

ではこの状況では誰もが誰かに妬まれているでしょうか?

もうお分かりだと思いますが、Aさんは誰からも妬まれていません。
つまり文章2)の状況にはありません。


よって1)と2)の文章は同じ意味ではありません。

「誰もが誰かを妬んでいる」としても、それは「誰もが誰かに妬まれている」とは限らない、ということです。


こういうことをきちんと理解するって、とても大事なことだと思います。
英語を勉強するうえでも非常に重要です。




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