個別指導イーアカデミー ロゴマーク無料体験受付中

「teenagers」は「10代」ではない:オンライン読解講座から(その2)

eAcademyは田園都市線江田駅のそばにある英語専門の学びの場です。

現在、週1回だけですがオンラインによる英文読解講座を開催しています。

https://learning-com.jp/blog/article.html?page=68


前回のブログでもご紹介しましたが、このオンライン講座では様々なジャンルの英文を読むようにしています。受講者が順番に英文を読んで意味を答えます。この時英文和訳をするわけではなく、どういう内容かを理解することに主眼を置いています。内容が理解できていれば、日本語が多少不自然であっても問題にはしません。

こうやってみんなの理解を確かめていると、自分でも勉強になります。
先日のクラスでは「teenager」という語の意味について少し詳しく説明することになりました。

前回のブログ同様に英語と日本語の単語はお互いに鏡のように対応してはいないことを理解することが必要です。

ある生徒「tennager」という語を「10代の人」と理解して英文を読みました。
これはこれでスムーズな日本語ですので、この和訳をあてることは悪くありません。

しかし英語の「teenager」は日本語の「10代」と同じではありません。

講座中に生徒みんなに訊きましたが、日本語の「10代」とは11歳から19歳、あるいは10歳から19歳、と私たちは考えています。
10歳を含むのかどうかの議論はここではおいておきます。

しかし英語の「teenager」に10歳から12歳までの年齢は含みません。
その理由は以下の通りです。

英語の数字を復習しましょう。

10 = ten
11 = eleven
12 = twelve
13 = thirteen
14 = fourteen
15 = fifteen
16 = sixteen
17 = seventeen
18 = eighteen
19 = nineteen
20 = twenty

これを見てお気づきの通り、13から19には「-teen」という語尾で終わっています。

そして英語で「teenagers」とは13歳から19歳を意味します。

つまり「teen」で終わる数字の年齢(age)の集団という意味です。10歳から12歳は含まないのです。

実際、ある友人が「12歳はまだteenagerと云うには少し若いよね」みたいなことを話したことを聞いたことがあります。

この「teenager」も前回の「less than」、「more than」と同様の取り扱いをして、「10代」と捉えて読み進んでも、特殊なケースを除いて実害は無いと思います。

しかし、その単語の背景にある正しい範囲を正確に理解しておくことは大切だと思います。


eAcademyでは、こういうところを理解していくことが「英語を読む」ということだと考えて指導することを心がけています。

これからも指導に際して気づいたことを発信していきたいと思います。



eAcademy
横浜市青葉区
田園都市線江田駅そばの英語専門塾